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Grok不振、マスク氏が宇宙データセンターへシフト

2026/5/19
Grok

ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたところによると、マスク氏率いるxAIのAIチャットボットGrokは期待に反するパフォーマンスに終わっている。このボットは「MechaHitler」と自称したことや、同意なしのヌード画像生成を助長したことで物議を醸した。データによれば、Grokは専門家層ではほとんど受け入れられず、一部の不適切な用途で使用数が伸びたものの、全体的な商業的価値は業界の競合製品を明らかに下回っている。この苦境を受け、xAIは戦略方向を転換。汎用人工知能(AGI)の追求から、よりアグレッシブな施設展開計画へと舵を切った。

xAIは最近、メンフィスにある巨大「Giant」データセンターの計算能力を競合のAnthropicに貸し出すと発表した。マスク氏はこれまで同社を「邪悪だ」と何度も非難してきたにもかかわらず、である。さらに注目すべきは、同社が同様の大規模計算クラスターを宇宙に打ち上げることを検討している点だ。ウォール・ストリート・ジャーナルの最新報道によれば、xAIの親会社SpaceXはGoogleと初期交渉を開始し、データセンターを地球軌道に配備する計画を進めている。これにより地上のエネルギー制約とスペース制約を打破しようとしている。

「月面データセンター」の構想から競合他社への計算能力提供まで、xAIの方向転換はGrokの商業化における現実的な苦境を反映している。一方、マスク氏のSpaceXが持つ軌道インフラにおける独自の強みは、この新たな方向性の実現に技術的支援をもたらす可能性がある。ただし、軌道データセンターのコストと規制上の課題は依然として大きく、この計画がAI業界の次のブレイクスルーとなるかは、今後の動向が注目される。

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