2026年6月1日、米フロリダ州のジェームズ・ウスマイル司法長官は、OpenAIおよび同社CEOサム・アルトマンに対し民事訴訟を正式に提起した。訴状では、同社が製品に深刻な安全上の欠陥があると知りながら、子どもを含む一般向けにChatGPTを大規模に推進したと非難している。これは全米で初めて州政府が主導するOpenAI訴訟であり、AI規制が新たな司法段階に入ったことを示している。
訴状によれば、OpenAIとアルトマンは内部および外部からの安全警告を意図的に無視し、ChatGPTが青少年の自傷行為を誘発したり、犯罪を助長したりするリスクを適切に管理しなかったとされる。司法長官室は特に、フロリダ州立大学で発生した死者2人・負傷者6人の銃撃事件においてChatGPTが関与したと指摘し、同州は今年4月に刑事調査を開始している。OpenAIの広報担当者は「子どもを失うことは家庭にとって最も悲惨な悲劇」と述べ、製品の安全性向上に継続的に取り組んでいると応じたが、具体的な告発内容に対する反論は避けた。

