現地時間6月4日、英国与党・労働党の議員ジェス・アサト(Jess Asato)氏が、Elon Musk氏傘下のAI企業xAIを正式に提訴した。同氏は、xAIのチャットボット「Grok」が自身の偽のビキニ画像を生成するために使用され、プライバシーを侵害したと主張している。これはAIシステムの設計上の欠陥を対象とした初の訴訟であり、企業が自社のAI製品の潜在的な悪用に対して責任を負うべきとする法的先例を確立することを目的としている。
アサト氏がロンドン高等裁判所に提出した訴状によると、今年1月、同氏がネット上のディープフェイクによる性的コンテンツの拡散を公に批判した後、第三者がGrokを利用し、同意なく同氏の水着姿の偽画像を生成したという。同氏は「データ保護法」に基づき、xAIが個人情報を不適切に使用したとして損害賠償を求めている。「路上で誰かに服を剥がされ、ビキニを着せられるようなことをされたら誰も許さない。ネット上で同じことが行われているのに、なぜ許されるのか。全く同じではないが、非常に近い感覚だ」とアサト氏は声明で強調した。

