カナダ連邦プライバシー監察官フィリップ・デュフレーヌ(Philippe Dufresne)氏はこのほど、調査結果を公表し、Elon Musk氏が率いるAI企業xAIが開発したチャットボット「Grok」が生成する性的ディープフェイク画像が、カナダの「個人情報保護および電子文書法(PIPEDA)」に違反していると認定した。同監察官は、XプラットフォームとxAIがユーザーによるGrokを使った非同意の性的画像の制作・拡散を許容している点が、連邦プライバシー法への継続的な侵害にあたると指摘した。
調査によると、今年初めのわずか10日間で、Grokを通じて全世界で生成された性的ディープフェイク画像は180万枚以上にのぼる。デュフレーヌ氏は、調査後に同社が一部のセキュリティ対策を追加したものの、問題は解決にはほど遠いとし、「いくつかのコンプライアンスの約束はなされたが、問題が解決されたとは考えていない」と述べた。今回の調査は今年1月に開始され、同時期に英国とカリフォルニア州でも同様の審査が始まっている。

