Talking Points Memoの報道によると、トランプ政権下の米司法省は先週月曜日、全米黒人地位向上協会(NAACP)がマスク氏のAI企業xAIを相手取って起こした訴訟に、原告として介入する動議を提出した。同省はさらに裁判所に対し、「偏見あり」として本件を却下するよう要請。NAACPはClean Air Act(大気清浄法)の市民執行条項に基づき、xAIが連邦環境規制に違反しているとして訴えを起こしていた。同法はEPA長官に対し「いかなる時も当然の権利として手続きに介入する」権限を認めているが、今回の司法省の介入には疑問の声が上がっている。
添付されたメモの中で司法省は、NAACPの訴訟を「国家安全保障上の脅威」と位置づけた。理由として、xAIが開発したGrokモデルが米国防総省によって軍事作戦(コードネーム「Colossus」)に使用されている点を挙げている。司法省はxAIに対してClean Air Actを執行することは「連邦政策および公共の利益に合致しない」と主張。しかし、この主張はClean Air Act自体が議会による公共の利益評価に基づいて制定された連邦政策であるという重要な事実を意図的に無視している。批評家は、司法省の行動は実質的に特定企業に対して連邦法を完全に「無効化」し、マスク氏の企業に特別な免除を与えようとするものだと指摘する。

