OpenAIは2026年4月29日、Microsoftとのパートナーシップを正式に再編し、6年間続いた独占クラウド提携に終止符を打った。新契約に基づき、OpenAIはAmazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud上でも自社のAIモデルを展開・販売できるようになり、Microsoftの許可は不要となる。この変更は、OpenAIが単一クラウド依存から脱却し、マルチクラウド戦略へと舵を切ったことを意味し、エンタープライズ市場でのカバレッジ拡大を目的としている。
その代わりとして、Microsoftは今後、Azureクラウドサービス経由の収益分配をOpenAIに支払わない。MicrosoftはAzureを通じたOpenAIモデルの販売で得た収益をすべて自社で保持する。OpenAIは従来Microsoftクラウド販売から得ていた安定収入を放棄し、その見返りとして完全に独立した運営権を獲得した。両社はまた、汎用人工知能(AGI)達成後に商業関係を変更する条項を撤廃し、新たな体制への障壁を取り除いた。


