AI企業Anthropicはこのほど、Claude Tagの研究プレビュー版を発表した。Slackに深く統合された「常時稼働」AI機能で、チャット内で@Claudeをメンションするだけで、リアルタイムな洞察の提供、タスクの割り当て、チームメンバーのようなコラボレーションが可能になる。本機能は初期段階ではClaude EnterpriseおよびClaude Teamの顧客向けに提供される。これまでもユーザーはSlack内で@Claudeに直接DMを送信したり、チャンネルでメンションすることで即時ヘルプを得ることができたが、Claude Codeを使えばチャンネル内のコーディングタスクをWeb上の完全なセッションに誘導し、スレッド内で更新を同期することもできる。
従来の単発的なQ&Aとは異なり、Claude Tagの核は共有アイデンティティと記憶の継続性にある。同じチャンネル内の全メンバーが同一のClaudeインスタンスにアクセスできるため、「誰でもClaudeが処理中の内容を確認でき、前の同僚が中断したところから会話を続けられる」。システム管理者はClaudeがアクセスできるツールや情報、チャンネルを細かく定義でき、各Claudeのアイデンティティを指定範囲に厳密に限定できる。例えば、法務業務向けに設定されたClaudeが誤ってエンジニアリングチャンネルに「侵入」することはなく、データの混在やセキュリティリスクを回避できる。

